「KTM690SMC」というバイクをご存じですか?
今とても人気があるKTM690SMC-R。
690SMCはその前進で、中身はHusqvarna701のオリジナルのバイク。
- 軽そうな感じだけど実際どうだろう?
- エンジンがシングル全車種中最大排気量!?どんな走りするのか楽しみだ!
等々、気になることがたくさんあると思います。
KTM690SMCを一言で言うと?
車体とエンジンのバランスが抜群のオールラウンダー!
PaPachiは雑誌でこのバイクを見ていて、ずっと狙っていたそうです。
ここではこれまで乗ってきたバイクは40台以上のPaPachiが、所有したことのある人しか知らないKTM690SMCについてレビューします!!
スペック
PaPachiがバイク探しでお世話になっているWe b!keにKTM690SMCの詳細なスペックがございますのでご参照下さい。
特徴
- エンジンは654ccシングルで最大排気量を誇る。
- 後ろ側にガソリンタンクと給油口あり。
レビュー
カスタムと整備性
整備性
シングルのバイクなので車体の作りがシンプルで整備は難しくない。
KTMの傾向としてラジエーターが水冷式で、パッキンが劣化してエンジンオイルが乳化し、オイル漏れすることが多い。特に690SMCはこの現象の出現率が高く、常に気にかけておく必要性がある。
カスタム
マフラーがAKRAPOVIC、ブレーキがBrembo等一流品を採用しており、ほとんど完成したバイクだからいじるところがない。とは言うものの、モタードの特性で外装を簡単に替えることは可能。。ステッカーを替えるだけで大幅に雰囲気が変わる。
【カスタム例】
スポークホイル ▶ キャストホイル
何でもスポークホイルはパンクしても良いようにチューブが入っていて、タイヤを自分で履き替えるときにそれが邪魔。それに、オフロード走るわけじゃないからよっぽどじゃなきゃパンクしないだろうと思い、キャストホイルの付きの車体を探した。
ローダウン
ローダウンリンクを使用してシート高を調整。2~3cm下がってたけどそれでもぜんぜん足つき悪い。
疲労度
車高が高い分風をまともに受けてしまので疲労度は高め。細身のバイクでシート高が高いため、思ったより早くからお尻が痛くなる。
足つきと取り回し
細身のバイクではあるけれど、シート高90cmと高めなので足つきは基本悪い。総重量140kgと軽いので、取り回しは楽にできる。足つき悪いから止まると大変。
燃費
ハイオク仕様でなおかつタンク容量小さいため給油回数は多め。
部品が壊れると使用している部品が一流品のものばかりで一つ一つが高い。
積載性
シート後ろの小スペースにスキマ程度の荷物入れあり。たくさんは入らず積載性は期待できない。荷物が多いときにはリュックを使用するか後ろに鞄かばんを括りつける等工夫が必要。タンデムは頑張ればできるが、快適ではない。
走行性
車高が高いから視界が広くて運転しやすい。
また、エンジン回転数のレッドゾーンが6,000~くらいからで低いけど、その付近で一番性能を発揮するので維持するためにシフトチェンジを頻回にするようになる。
コーナーをリングについてはぜんぜん転倒する気がしない。 走っている時の感覚は国産車でいう50馬力くらいはありそう。低速、中速、高速コーナー、どれでもOK!4気筒ほどではないにしろ、シングルだと思ってスロットル開けてみたら思った以上についてくるからびっくりする。軽いし、やり過ぎたらおそらく前が浮く。
654ccのエンジンを載せてるにもかかわらず140kgの軽さ。ちょっとそこのコンビニまでとか、普段着のまま自転車感覚で乗れる。
まとめ
690SMCはKTMを5台乗ったことのあるPaPachi的には一番乗り心地がよかったバイクで、もう一度乗りたいバイク。
かなり抽象的になりますが、他のバイクは〈自分がバイクに合わせないといけない〉けれど、このバイクに限っては〈バイクが自分に合わせてくれる〉感じ。こればかりは乗った人にしか分からない感覚です。
長距離ツーリングを楽しみたい人や落ち着いて乗りたい人には向かないです。タンデムは考えない方が無難です。
コーナーを気持ちよーく走りたい人、気兼ねなく近場を走りたい人にはうってつけのバイクだと思います。一度は乗ってみてほしいバイクです。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
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