BMW-K1200S(後期)ってどんなバイク?その実態をレビュー!

バイク

「K1200S」というバイクをご存じですか?

K1200S(後期)は2007~2008年にリリースされたKシリーズで、よりスポーティーに傾倒させたバイク。

スポーツを楽しみながらも快適さや安全性を両立できるよう工夫されている。

  • BMWでスポーツ?よくわかんないな…
  • 装備たくさんありそう。
  • BMWといえばがたいが大きいイメージを持つけどく…なんかぽくないな…

などなど気になることはたくさんありますよね。

Mamachi
Mamachi

K1200Sってどんなバイクなの?

PaPachi
PaPachi

スポーツ色強そうに見えるけど、

ツアラーみたいにゆったり乗れるバイクだったよ。

ここではこれまで乗ってきたバイクが40台以上のPaPachiが、所有したことのある人しか知らないK1200Sについてレビューします!!

スペック

K1200Sの詳細スペックはPaPachiのバイブル、BikeBrosさんにございましたのでご参照ください。

ビーエムダブリュー (BMW) K1200S
2004年のインターモト(ドイツ・ケルン)で登場。BMWモーター・スポーツ部門によるF-1からの技術をフィードバックして開発された、BMW初の前傾角55度、横置き直列4気筒エンジンを搭載するハイパワー・スポーツ・マシン。量産市販モデルとして...
  • サスペンションはDUOレバー、ブレーキはインテグラルブレーキを採用。
  • BMW史上初のマルチエンジン。
  • スーパースポーツを謳っており、低重心を狙った車体設計。

レビュー

カスタムと整備性

カスタム

カスタムパーツはラインナップがそれほど多くない。BMWはドイツ製のバイクなのでなので一つ一つの部品が高く、手に入れるまでに時間がかかる。

整備

わりと手間がかかる。整備するためにカウルを外さないといけないが、まずネジの多さに驚く。

K1200Sのエンジンは55度の傾斜があるためプラグを交換するだけでラジエーターも外さなければならない等整備性は良いとは言い難い。また電子制御の部分も多く知識と経験が必要。自信がない場合は専門店での整備を依頼した方がいい場合も。駆動系に関してはシャフトドライブ採用のためそこまでメンテナンスを要しない。

K1200SはABSがよく壊れるといわれており、その対策としてABSをキャンセルする人もいるらしい。ABSを修理すると費用が30万円くらいかかるという情報もちらほら…

疲労度

速度を出しても長距離乗ってもコーナーリングでも疲れないように設計された車体。風よけのために体を伏せてもヘルメットまでスッポリ収まるようになっている。

シートも乗り心地を重視した厚みのあるものとなっており、お尻が痛くなるようなこともない。セパレートハンドルだが角度もきついものではなく無理のないポジショニングでかつニーグリップも違和感ない。トータル的に疲労はあまり感じない。

足つきと取り回し

マルチ特有の横の太さはあるものの、シート高さが低く見た目より足つきはいい。

取り回しに関しても低重心のため車重よりは軽く感じる。

燃費

ガソリンはハイオク仕様。のんびりツーリングで20km/l程度。回転数あげて走るとさすがにそこまでは伸びない。

積載性

タンデム安心。シート下に荷物入れがあるがあまり大きいスペースではない。

車体本体に積載性は期待できないため必要であればサイドボックス取り付けの検討余地あり。

走行性

アクセルを開けたときのレスポンスに少しラグがあり、国産ほどシビアではないので操作に余裕が持てる。驚くほどの加速力はないもののマルチ特有のスムーズさがあり、気付いたら法定速度を軽く越えていたなんてこともよくある。コーナーリングではBMW独自のDUOレバーやインテグラルブレーキの恩恵を受け、多少雑な運転をしても安定して走れる。全般的に車に乗って走行しているような安心感がある。

ただ、人によってはクラッチが固く疲れてしまうこともあるため、その場合にはクラッチを別の物に替えるなどすると改善される。また低速時、ハンドリングにふらつきを感じることも。

乗り始めに少し戸惑うこととして、ウインカー左右両側で操作するようになっていることがあげられるが、慣れればなんてことはない。

長距離や高速ツーリング、コーナーリング、街乗り等どこでも無理なく楽しめるのはBMWならでは。

まとめ

どこでも過不足なく走れるオールマイティバイク。良くも悪くもスムーズさと安心感が特徴的。

インテグラルブレーキやDUOレバー等を搭載することで車体に受ける衝撃やライダーの体制を極力変えないような工夫が凝らされている。重たさはあるものの乗ればその心配は全くなく、2輪車にして4輪車に乗っているような乗り心地を実現している。

1984年から続くBMWのKシリーズですが、エンジンの搭載方法や装備を電子化するなどK1200Sを境にそれまでの仕様を大きく変更しています。

アクセルを開ければぐんぐん加速、コーナーリングも安定して走行可高速や長距離ツーリングだって疲れ知らずな万能バイクなようです。タンデムで遠くまでツーリングも余裕でできそうです。また、所有感を満たしてくれるという意味でも満足いくバイクだと思います。

ただ万能な故に刺激が少ないのも事実で、エンジンの鼓動感や操作性を楽しみたい人にはちょっと物足りなさを感じるかもしれないです。整備も煩雑なことが多く、電子制御の部分も多いため他のバイクに比べると自分でいじるのにも少しリスクがあるかもしれません。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました